OOPL

SequenceableCollection >> #after: を使ってジャンケンの勝敗判定

Prologの話をしよう - CROSS2012・言語CROSS のコードが簡潔でよかったので、Squeak Smalltalk でも何か珍しい方法で簡潔に書けないかと考えて、いぜん見かけて使う機会がその後なかった #after:(実際には #after:ifAbsent: )というのを思い出したので、そ…

「1から10までの整数を、ランダムに100個生成して、その標準偏差を求める」プログラムを Squeak Smalltalk で

昔のCマガジンに、プログラミング言語Jを用いると「1から10までの整数を、ランダムに100個生成して、その標準偏差を求める」プログラムは0.5^~(+/%#)2^~(-(+/%#))1+?100$10という1行だけで計算できることが誇らしげに書いてあった記事がありました。ループも…

「Rubyでどう書く?:連続した数列を範囲形式にまとめたい」を Squeak Smalltalk で

Rubyでどう書く?:連続した数列を範囲形式にまとめたい.いや,Rubyで書かない. – 上田ブログ なんか見覚えがあって前にも書いたような気もするのですが気にしない。 | shorten | shorten := [:array | (array inject: #() into: [:acc :xx | (acc notEmpt…

“SEND + MORE = MONEY”ソルバーを Squeak Smalltalk で その3

某所でナニした、ハードコードだけど総当たりでは恐らくこれが最もシンプルかつ最速の部類だろうというやつ。 | answers check n1 n2 n3 | answers := OrderedCollection new. check := [:S :E :N :D :M :O :R :Y | S > 0 and: [M > 0] and: [ (n1 := ((S*10…

「数値、文字、文字列リテラルを使わずに Hello World」を GNU Smalltalk で

こちらのお題でした。 https://codeiq.jp/ace/cielavenir/q431 挑戦受付開始後に Smalltalk も指定言語に追加されたので挑戦したのですが、処理系が明記されておらず困るも、おそらくは GNU Smalltalk なんじゃないかなぁとあたりを付けて書いてみました。 …

「数値、文字、文字列リテラルを使わずに Hello World」を Squeak Smalltalk で

Smalltalk は指定言語から外されているし、他の言語では真似できない方法なのでネタバレの心配もないだろう…と思ったのでこちらに。 | Hello World | Hello := World := nil. "for compiler" Transcript open. thisContext tempNames do: [:each | Transcrip…

ランダムな文字列の中に隠された特定の文字列文字をマークするコードを Squeak Smalltalk で

http://codeiq.hatenablog.com/entry/2013/08/06/121542 | code out key | code := 'gtgtsgipgttptinggipsppaigsesgpetgstpatetisiesagaeaigttetepitiatsegssieeeeatepaaiagtpieataatppiitgiapsteitatiiatpetetetttgpetpaasipttssstpeeeggtiagtttegtiipestsa…

Squeak Smalltalk で、カスケードと thisContext を使って FizzBuzz

Ruby勉強会@札幌-26 - Ruby札幌 | Doorkeeper で Smalltalk(特に Squeak Smalltalk)の thisContext を含めた変態さん機能をご紹介した流れで、今まで書いたことのないタイプの FizzBuzz 実装を思いついたのでメモ。 Integer >> fizz ^self fizzBuzz: ((sel…

“アッカーマンの呪い”を Squeak Smalltalk で

設問6の解説:アッカーマンの呪い - スピード冒険野郎の操縦席 まず素直に #ifTrue:ifFalse: を使った条件分岐で。関数なのでクラスは定義せずブロック(無名関数)を使います。 | ack | ack := nil. ack := [:m :n | m = 0 ifTrue: [ n + 1 ] ifFalse: [ n …

再帰呼び出しを再帰呼び出しなしで実現 を Squeak Smalltalk で

読者のみなさんにもgotoのある言語で試すことをオススメします。 再帰呼び出しを再帰呼び出しなしで実現 - 西尾泰和のはてなダイアリー ということだったので goto も使える Squeak Smalltalk で書いてみました(違うw。 | VERBOSE stack functionResult sho…

Squeak Smalltalkで使用されている上位50位のセレクター(メソッド名)を抽出してみる

Smalltalk で「セレクタ−」というのは、0個以上の引数と組み合わせて「メッセージ」を構成する要素で、端的には通常の言語におけるメソッド名のようなものです。たとえば、arr at: 1 put: #something という Smalltalk の式があったとき、arr がレシーバー…

内接・外接する正多角形の辺の合計からの円周率計算を Squeak Smalltalk で

▼正“3の倍数”角形の場合 | m a b c | m := 9. c := 3. b := (Float pi / c) tan. a := (Float pi / c) sin. World findATranscript: nil. 0 to: m do: [:n | | d | d := c * (1 << n). Transcript cr; show: d -> ({a. b} * d). b := a * b / (a + b). a :=…

Scalaのトレイトは実はトレイトじゃなくただのミクスイン

タイトルは釣りです。 まずおおざっぱに用語の整理をさせていただくと、ここで「トレイト」は、シェルリ(Nathanael Schärli)らが2002年頃に発表したTraitsやそれ用のエンティティ(trait)を指し、「ミクスイン(Mixin, mixin)」は従来からある実装の多重継…

「継子立て」を Squeak Smalltalk で

パラメトロン計算機: 継子立て 無限リストは使わず、破壊的に、どちらかというと物語の様子をシミュレートする気分で書いてみました。 | children removeAt removees fifteenth | children := (1 to: 30) asOrderedCollection. removeAt :=[:n | | allToRemo…

セクシー素数ベンチを Squeak Smalltalk で

「本家の5倍速? Pythonで実装したRuby処理系の「Topaz」が登場:Rails Hub情報局:エンジニアライフ」経由で「差が6となる素数ペアをリストアップする(割とRubyっぽい?)コード」の非効率な実装がベンチに使われていて面白そうだったので Squeak Smalltal…

「2点を通る直線から離れた位置にある点までの距離を求める」をSqueak Smalltalkで

2点を通る直線から離れた位置にある点までの距離を求める - 偏った言語信者の垂れ流し | a b c u v L | a := 2@2. b := 6@4. c := 4@5. u := b - a. v := c - a. L := (u crossProduct: v) / v r. L "=> 2.218800784900917 " つらつら Point クラスを眺めて…

循環を使った FizzBuzz を Squeak Smalltalk で

http://chaton.practical-scheme.net/gauche/a/2012/08/09 http://ideone.com/JOdYf この方針では以前も書いたような気がしますが、Squeak Smalltalk で無理なく書くとこんな感じになりますか。 | fizz buzz | fizz := [:n | #('' '' 'Fizz') atWrap: n]. bu…

HollingBerries問題をSqueak Smalltalkで

Any other Smalltalkers want to take a crack at github.com/apauley/Hollin… my take is already there #smalltalk— Dale Henrichsさん (@dhenrichs) 6月 20, 2012経由で、 GitHub - apauley/HollingBerries: A fictional scenario implemented in multipl…

Inverse Fizzbuzz を Squeak Smalltalk で

@yuroyoro 経由で just another scala quant とりあえずブルートフォース版を Squeak Smalltalk に写してみた。PartialFunction はスルー。 | fizzbuzz all results io inverses answer | fizzbuzz := [:n | | str | str := ''. (n isDivisibleBy: 3) ifTrue…

10種類のカードをコンプするのにかかるガチャ回数の分布をSqueak Smalltalkで

コンプガチャのヤバさ加減 が面白かったので Squeak Smalltalk でも書いて試してみました。Smalltalk の Bag というのは C++ でいうところの multiset です(逆ですが^^;)。 | hist cards | hist := Bag new. cards := 1 to: 10. 1000 timesRepeat: [ | pla…

“Buzzになる数字をn個挙げる”をSmalltalkで

ときどきの雑記帖 2012 経由 “Buzzになる数字をn個挙げる”をScalaで - 裏紙 Buzzになる数字をn個挙げる - 日々常々 を Squeak Smalltalk で書いてみる。 | fizzbuzz buzzgen | fizzbuzz := [:n | | str | str := ''. (n isDivisibleBy: 3) ifTrue: [str := s…

Squeak Smalltalk でライフゲーム

Smalltalk を書くのは誰だろうw / Coderetreat in Drecom powered by AgileShibuya on Zusaar zusaar.com/event/269004 @zusaarさんから— Yuji(秒読み)さん (@yujiorama) 4月 21, 2012 クレジットカード現金化詐欺【業界人が教える口コミ情報】 ―というの…

省メモリ版エラトステネスの篩を Scala で

Squeak Smalltalk の #largePrimesUpTo:do: をほぼそのまま Scala に書き換えてみました。手元の環境では残念ながら 1素数(28192750個。最大は 536870909)の生成を試したところ、おおよそ Squeak4.2 CogVM の倍速といった感じでした(1.8GHz Core i7 で Sq…

普通の言語ではどうやっても真似できない変態FizzBuzzをSqueak Smalltalkで

あるいは、いかにしてここ数年来の懸案だった n fizz buzz 形式のメソッドコールによる FizzBuzz をいわゆる“黒魔術”(―を通り越してもはや禁じ手の類)を用いて実現したか。 オーソドックスに―ということであれば n fizz, n buzz ifEmpty: [n] が Smalltalk…

子供だと5分で解けてプログラマだと1時間かかる問題を Squeak Smalltalk で

ネタバレ注意。 問題となっている画像は次のもの。問題文はテキストを記載している。 <問題>This problem can be solved by pre-school children in 5-10 minutes, by programmers -in 1 hour, by people with higher education… well, check it yourself!…

RubyやHaskellの部分適用っぽいものを引数にとるメソッド呼び出しをSqueak Smalltalkで

先週末の Ruby勉強会@札幌-22 にオーストラリアから参加されたアンドリュー・グリムさん の発表で知った Ruby の技。 本日の収穫 #ruby: [1,2,3].map(&1.method(:+)) => [2,3,4]。 Haskellで言う所の map (+1) [1,2,3]。 @tmaeda この発想はなかった。wそ…

“関数合成のススメ”の関数合成を Squeak Smalltalk で

関数合成のススメ 〜 オブジェクト指向プログラマへ捧げる関数型言語への導入その1 - ( ꒪⌓꒪) ゆるよろ日記 メソッドを合成して新しいメソッドを生成するのはちょっと手ごわそうなのであとまわしにして、まずは簡単な無名関数を使ったバージョンから試しま…

"the" 演算子ライクな thing メソッドを Squeak Smalltalk で

真・自然言語プログラミングの"the"演算子をClojureで - Homoiconic Days 「型を1つ引数にとり現在のスコープに唯一存在するその型のオブジェクトを返す演算子」である "the" ですが、あいにく Smalltalk のメッセージ式に the では馴染まないので thing と…

不正サイコロの目の出方をシミュレートするエイリアス法(二者択一法)を Squeak Smalltalk で

KentのSmalltalkでの記事。何年ぶりなんだか。http://t.co/EN0kCYAE @umejava 1月19日 経由で、 Rolling and Flipping: Vose' Alias Algorithm in Smalltalk Darts, Dice, and Coins 面白そうなのでちょっと趣向を変えて Squeak Smalltalk のジェネレーター…

Re: 配列の隣接する2項にそれぞれ演算を施した配列

Squeak Smalltalk には overlappingPairsCollect: という名前で標準装備されています。 もちろん等差数列を作るのにもこの関数は使えるのですが、この一般的に使える関数に使う名前としてはあまりに局所的。というわけで mapBetween としてみました。使いど…