Smalltalk 本


http://capsctrl.que.jp/kdmsnr/wiki/bliki/?SmalltalkBooks


邦訳はまだ入手可みたい。

「サクサク Smalltalkオブジェクト指向のアートとサイエンス」 isbn:4501525703


オンラインドキュメントについて日本では、「 Smalltalk イディオム」や「オブジェクト指向システム分析設計入門」など、青木さんの著作が多数公開されていますので勉強になります。


http://www.sra.co.jp/people/aoki/htmls/FreeDocumentsForSmalltalk.html



あと、サクサクの他に、ベックファウラー本、いくつかの Squeak 本の訳を手がけ、「自由自在 Squeak プログラミング」著者でもある梅澤さんの「Happy Squeaking!!」は、ちょっと古めの Squeak システム向け(読み替えが必要)で“入門”と銘打ちながらも、奥が深いです。


http://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/technical/Squeak/squeak.html


読むだけでなく、学びたいことに合った Smalltalk システム(処理系)をひとつ手元に置いて、実際に触れてみることも、もちろん言うまでもなく、大切でしょう。


ただ、いかに良書といえども、書いてあるものから Smalltalk を学ぶことが非常に難しいことはすでに自明(本という静的なものの持つ限界?)なので、ささいなことでも疑問が生じたときにいつでも気軽に訊けて、即座に答えてくれる“ Smalltalk 使い”に、身近にいてもらうこと。これが Smalltalk に挫折しない(あるいは挫折を繰り返さないw)なによりの秘訣です。



Smalltalk の学び初めうちは、どんなことでも自力(それまでの常識)で解決しようとしないこと!”


メッセージングという考え方が身に付いて、情報の在処や探し方さえ分かるようになれば、あとは持てる洞察力を総動員して、オブジェクトたちとメッセージを介して対話しながら、どんどん自分で進んでゆけます(つまり、生じたささいな疑問に対して、先の“ Smalltalk 使い”に代わって、Smalltalk システム自体が即座に応えてくれるようになるわけです)。慣れるまで、ほんの最初だけの辛抱です。



まだ GUI が珍しく、PC-9800 シリーズ全盛の 80 年代、Macintosh の“オーナー”になったばかりの人たちが“ユーザー”へのステップを歩み始めるために望ましい環境(あるいは持つべき心構え)ととてもよく似ていて、おもしろいですね。