MacPeople

…で、見開き二ページの扱いながらも、例のアトキンソン講演の記事が載っているとのことだったので買って読む。いや、読んで買う。さすが、Smalltalk システム体験者を称する柴田さんだけあって、スクロールバーなどの記述は的確。アトキンソンApple での仕事のオリジナリティを強調するあまり、勇み足になってしまっている、あるいは意識して Smalltalk との類似点への言及を避けた部分をずばり「Smalltalk そっくり」と言い切るあたりは、さすが。おしむらくは、ウインドウタイトルの collapse を Apple のオリジナルみたいにコメントしてしまっている部分。ここで、Smalltalk システムを使い込んでいない悲しさでか、みごとにアトキンソンの台詞に引っ張られ、明らかな誤りを書いてしまっている。これでまた、みょーな Apple オリジンのクールな機構ができあがってしまうわけで…。しくしく。


しかし、この講演。内容を直接聞いたわけではないのだが、書かれたものから推察するに、アトキンソン自身ももう嘘と本当の区別がつかなくなってしまっているのかもと思われる部分も多々。聞き手の認識不足というだけでは片づけられない“嘘”が多すぎくない? いずれにしても、nobi 林さんにはあの追記を書いて頂くのに大変なご迷惑をおかけしました。orz