ランダル・シュウォーツによる Squeak Etoys 紹介ビデオ


何かにつけて滅びたことにされがちな Smalltalk への復帰…と聞いてか Matz もビックリな、ランダル・シュウォーツその人による Squeak Etoys 紹介。SmalltalkSqueak 環境、OLPC XO についても軽く触れられています。オーソドックスな「ドライブ・ア・カー」デモながら、にこやかに語る様子は、Perl 使いでなくとも不思議な光景に見えること請け合い?

幾度となく繰り返し言われて(言って)いることですが、ここでシュウォーツ氏が紹介している Squeak Etoys は Squeak 環境上で Squeak Smalltalk を使って組まれたソフトウエアではありますが、けっして(世にありがちな Squeak の紹介文から連想されるような)「新しい Smalltalk 言語」とかいった類のものではありません。Etoys は動的ですが強い型付きであり、Smalltalk とは文法もセマンティックスも異なる全く別の言語です。誤解があるといけないので念のため。

ホントに Smalltalk は滅びたものだと信じていてビックリした方は、(本来は Etoys や Scratch など教育向けですが、一方で…) Seaside や Croquet を通じてエンプラ向けでも頑張っている Squeak SmalltalkSqueak)をきっかけに、Squeak よりむしろ本格派の Cincom SmalltalkVisualWorks) や GemStone Smalltalk(GemStone/S)にもアンテナをむけることで、“Smalltalk 健在ナリ!”な状況を認識していただければと思います。


そんなランダル・シュウォーツの Smalltalk との関わり(過去、および、現在の…)は、こちらのインタビューで深く語られているようです。