「パソコンの父」に京大名誉博士号を贈呈…の記事を勝手に補完

アランさんは1960年代からパソコンの研究を始め、70年代にプログラミング言語を用いた世界初のパソコンソフトを開発。コンピューターの発展に大きな功績を残した。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/internet/214298

アランさんは1960年代からダイナブック」と自ら名付けた“パソコン”、つまり「個人向けコンピュータ」の構想および研究を始め、70年代にオブジェクト指向プログラミング言語を用いた世界初のGUIを前提としたパソコン向けの基本ソフトである「暫定ダイナブック環境(Smalltalk)」を開発。コンピューターの発展に大きな功績を残した。


というところではないでしょうか。Flexマシンのことまでは意識していないのと思うので。


さしたる主張なしにただ「パソコンの父」というキャッチーなキーワードに倣っただけ…という可能性もなくもないですが、言葉足りないながらも“パソコン”を繰り返し強調しているところには、むしろ、「ワークステーション試作機の ALTO を開発」とかしちゃいがちな“識者”の書くありがちな文章よりはずっと好感が持てます。(暫定ダイナブックの文脈では ALTO はあくまで“パソコン”試作機であり、Star や“ワークステーション”試作機としての ALTO は別グループの研究およびその目指すところだったはずなので。)