Rubyにまつわるえとせとら日記さんが興味を持っておられたように、Squeak システムでは Morphic GUI フレームワークのおかげで、エンドユーザーが GUI ウィジェットを回したりなどがあっけなくできたりします。Mac OS X や次期 Windows など、ウィジェットがオブジェクトでそれなりに回せたりする OS は数あれど、Squeak/Smalltalk ほど開放的な(悪く言えば無頓着な…(^_^;)) OS も珍しいでしょうね。たとえば、こんなスクリプト

[| block | 
  block _ [: heading | 
    ActiveWorld submorphsDo: [: morph | 
      (morph isKindOf: PasteUpMorph orOf: FlapTab) not ifTrue: [morph heading: heading]]]. 
  [ActiveHand lastEvent redButtonPressed not] whileTrue: [block value: Time now seconds * 6].
  block value: 0] fork

ワークスペースなどで do it (alt/cmd-d) すると、デスクトップ(ActiveWorld)上にあるウィジェットが皆一斉にシステム時計の秒針になる、といった具合です。いちおうマウスボタンをクリックすると止まるようにしてありますがいろいろとおかしくなるので、イメージは保存しないほうがいいですね。回っている最中、間隙をぬって alt/cmd-f などしてテキスト入力用ダイアログ(fill in the blank)を呼び出したり、esc キーを押してメニューなどをポップアップさせると、ほどなくしてそれらも回り出します。