Rails vs Seaside


この週末に催される Squeakers' Night in 未来パーティ 2.0(残念ながら私は参加できず…)を受けて、umejava さん こと梅澤さんによる、解凍後にダブルクリックで起動可能な Seaside 日本語版の自習用パッケージ(SeasideJOnePlus)が公開されたこともあり、自分にはちょっとタイムリーな話題なのでチェック。

さて。のっけから Rails 的手法に対して「古典的」という表現を使われてしまったのにカチンと来た Rails ファンがすかさず反論を試みているコメント欄がじつに楽しいわけですが、ここで「HTML で表現すべきことを Smalltalk で記述しようとするのは行き過ぎた抽象化に過ぎない」という意見に対して「Smalltalk で書いとけば、Smalltalk システムの便利なサービス、たとえばクラスブラウザのリファクタリング機能とか使えるよ」という切り返しは、ネタとして使えそうなのでメモ。たしかに、DSL 得意を強調する Ruby ではありますが、Smalltalk では当たり前のこうしたメリット(環境によるサポート)には欠けていますね。


もっとも相手が Smalltalk を言語としてしか見ておらず、Smalltalk について限られた知識と経験しか持っていないと、そんなものは使ったことがないから知らん!とかになって会話は続かないので、ディベートを有利に進める観点から有効かどうかについては、はなはだ疑問ではありますが…(^_^;)。まあ、敵対心むき出しの相手をとりあえず撃退したいときなんかには使えそうです。


で、Ruby にもそのうち Smalltalk のそれに勝るとも劣らないパワフルな IDE が登場するに違いないという Ruby ファンの強い期待をばっさり斬り捨てる話(違う)に続くわけですが、こちらもなんとなく使えそうなネタではあります(正直、まだこれの論拠をよく吟味できていないのですが…)。