個人的に好きだったのは、
reduce(int.__mul__, xrange(1,11))
Squeak Smalltalk で無理矢理書くと、メソッドオブジェクト（の属するクラス、CompiledMethod）に #value:value: を
CompiledMethod >> value: arg1 value: arg2
^self valueWithReceiver: arg1 arguments: arg2
のように定義しておいて、
(1 to: 10) inject: 1 into: (Integer >> #*)
ということになりましょうか。
ところでメソッドオブジェクト「Integer >> #*」はシンボル「#*」さえ与えられれば他から決まるので、シンボルにしかるべく #value:value: を定義しておけば、
Symbol >> value: arg1 value: arg2 ^(arg1 class lookupSelector: self) value: arg1 value: arg2
これで済ませることも可能です。
(1 to: 10) inject: 1 into: #*
さらに、Smalltalk の文法の制約から引数の省略ができない #inject:into: に代えて、Ruby の #inject 初期値省略時動作を模した #inject: を別に定義しておくことで、
SequenceableCollection >> inject: binaryBlock | nextValue | nextValue := self first. self allButFirst do: [:each | nextValue := binaryBlock value: nextValue value: each]. ^nextValue
めでたく(?) Ruby 1.9 版が完成。ｗ
(1 to: 10) inject: #*
