オブジェクト指向の定義というといつも思い出すのは、eToys に悪態をついて「こんなのオブジェクト指向じゃない」とか言ったところ、おおしまさんから思わぬつっこみが入って、びびってそのまま引っ込めてしまったこれのこと。
当時はメッセージ送信メタファにもとづくオブジェクト指向（アラン・ケイ／Smalltalk のオブジェクト指向。メッセージ指向。ライプニッツのモナド論的世界感）をおぼろげながらイメージしつつ、しかし一方で、それまで C++ なんざ読んだことすらないのに、抽象データ型のスーパーセットのオブジェクト指向（ビアルネ・ストラウストラップ／C++ のオブジェクト指向。クラス指向。「抽象データ型」「継承」「多態性」の三点セットのやつ）に（それとは異質のものが Smalltalk にはある（はず）とかと気付きつつも）ありがちにどっぷり盲目的に浸かっていた時期だったので、変数に型があったり、あるいは型が自由に作れない eToys はオブジェクト指向なんかじゃない…とか思っちゃっているわけですね。我ながら情けないくらい支離滅裂です(^_^;)。
