このごろ、Web メールのメールボックスらしきリファラが多いと思ったら…
オブジェクトの広場の ML で熱いオブジェクト指向談義が展開されているのですね。1980 年代以降の OOD/OOA からすると、私の 1960 年代までさかのぼる オブジェクト指向(より厳密には OOP)の起源に関する研究(ぉぃぉぃ…)成果は、“古典”のひと言でうち捨てられがちな範疇ではありますが、知って無視するのと知らずに語るのでは大違いではなかろうかと考えます。
…などと控えめに書いていますが、内心は、これらの前提なくして、汝、オブジェクト指向を語るなかれ!ってな気分ですw。この2つのオブジェクト指向(ケイのメッセージ指向と、ストラウストラップの抽象データ型のスーパーセット。欲を言えばクックの手続きによる抽象化も後者を補うかたちで…)を、「オブジェクト指向」という言葉は共有しても原則別個のものであるとしてきちんと認識できていれば、過去、ペコポンで繰り広げられたオブジェクト指向談義や言語間宗教戦争の多くを、互いにすりあわせ可能なものに転換できる(できた)のではないか、と確信していたりするわけ、であります。ゲロゲロゲロゲロ。 (ただしそこに n/a が居ないことが前提)