最初の Smalltalk のプロトタイプは 1000 行ほどの BASIC で組まれていた

っていう話は有名なんですが、どこかで見かけた文章の英語がちゃんと読めなくて確認できていなかったんですね。でも、Smalltalk システムっていつごろから仮想マシンを使い始めたんだろう…という話を調べているうちにたまたま行き着いた Smalltalk-80: Bits of History, Words of Advice(通称、グリーンブック)にはっきりと、

The very first Smalltalk evaluator was a thousand-line BASIC program which first evaluated 3 + 4 in October 1972. It was followed in two months by a Nova assembly code implementation which became known as the Smalltalk-72 system.

と書いてあった…というお話でした。で、仮想マシンSmalltalk-76 あたりかららしいのですが、肝心のこちらのほうはまだちゃんと読めていません。駄目じゃん…。orz

興味があったのは、IBMメインフレームLISPSmalltalk とで、バイトコードインタープリタとして仮想マシンが使われはじめたのはいずれで、それはどれだけ早かったのか; また、遅れて採用したものは先行者の影響を受けているか…という話です。Java VM について、Smalltalk VM の影響を受けてって説明はいいとして、VMSmalltalk のオリジナルであるかのような書き方をしているところがあったので、それは違うだろ…と、ふと思ったので調べています。